WordPressを大幅にアップデートしてから、ダッシュボードに「SSL化してない」とアラートが表示されるようになりました。
Chromeはもはやアドレスバーに「保護されていない通信」とか表示されるようになり、怪しいサイトのような見え方に…
これはちょっとSSL化しないといけないなと思い、やっとSSL化しましたので、その手順をメモしておきます。
XREAでは”Main”のサイトはSSL化できない
XREAのサーバーでは「無料SSL」が利用可能です。
ところがここに一筋縄ではいかないことを感じさせる記述が。
「Main」に設定されたドメインには設定できません。「Sub」に設定ください。
たいていの、XREAサーバーにドメインを当てて利用している方はそうではないかと思うのですが、当サイトもご他聞に漏れず下記のように設定していました。
・Sub: suz912.com の www.suz912.com への転送
この状態のところからwww.suz912.comをまるごとSSL化したかったので、以下の手順を踏みました。
(本サイトのドメインを事例に記載しています。参考にされる方はwww.suz912.comをご自身のドメインに置き換えて活用ください)
XREAで既存のWordpressサイトをSSL化する手順
手順0.public_html直下に、工事中を示す適当なindex.htmlを置く
このサイトは全然稼働していないので来訪者にとってはまあ見えなくても問題ないところですが、
作業中、一時的に「403 Forbitten」や「ドメインが設定されていない」というエラーが表示されることと、XREAサーバーのルールに「indexが表示されないサイトは凍結される」というのがあった記憶があるので、
適当なindexページを作成しておきます。
私があとであわてて配置したのは、もうあり得ないほどシンプルなものでした。
手順1.”Main”のドメインをデフォルトに戻す
まず、Mainのサイト設定で、ドメイン名をプルダウンして「www.suz912.com(独自ドメイン)」から「<アカウント名>.<XREAサーバー名/sXXX>.xrea.com」にして保存します。
アカウント名もサーバー名も、忘れていても自動で自分が使っているものしか選べません。
ほかの項目はいじらずそのまま保存します。
手順2.新しく独自ドメインのサイト設定を行う
「サイト設定の新規作成」をクリックして下記のように設定します。
・SSL: 無料SSL
これで、public_html下に「public_html/www.suz912.com」といった独自ドメインのフォルダが作成されます。
手順3.新しく作成された独自ドメインのフォルダに既存サイトのファイルをコピーする
これが一番時間がかかりました。Wordpressはフォルダやファイルが膨大ですが、これをすべて元の /public_html/ から /public_html/www.suz912,com/ にコピーします。
(移動するのが正解ですが、エラーがあっても嫌なのでコピーにしました)
FFFTPでのフォルダ間コピーは、FFFTPを二つ開いてドラッグ&ドロップするやり方が比較的簡単です。
ファイルが多すぎて転送にエラーが多発したので、フォルダ一つ一つ見ながら転送していきました。
抜けているファイルがある気がします・・・
転送後は、config.phpなどのファイルのパーミッション変更も忘れずに。
手順4.Wordpressのサイト設定をhttpsに変える
自分のWordpressにログインし、[設定] > [一般] から「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」のアドレスのhttp://をhttps://に変更します。
もしも手順4.でWordpressにログインできない場合は・・・
実は私は手順を間違えてしまい、ちゃんとSSL化の設定ができていないのにWordpressのURL設定を変えてしまったため、ログインができなくなってしまいました。
もし、手順4でNot Foundなどが出る場合は、Wordpress上のURL設定が原因かもしれませんので、その解決策もメモしておきます。
下記のサイトの「config.phpの編集」にて、Wordpress上のURL設定を上書きできます。
ファイルマネージャなどでconfig.phpを開き、下記のコードを追加します。
Wordpressにログインできて、該当箇所を変更できたら、この追加した二行は削除します。
define(‘WP_SITEURL’,’http://example.com’); //サイトトップのURL
後記
ファイルのコピーに時間がかかってしまいましたが、いったんすべてローカルにちゃんと落としてからアップするほうが速かったかもしれません。